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2015年8月21日更新 | 一般財団法人 日本税務協会

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(1)

一 酒税関係の改正

1  食品表示法に基づく酒類の収去に係る

酒税の非課税措置

⑴ 改正前の制度の概要

 酒税法は、酒類が国内で流通する最初の段階 である酒類の製造場からの移出又は保税地域か らの引取りの際に納税義務が成立する移出時又 は引取時課税を採用しています。したがって、 基本的には、酒類がその製造場から移出され、 又は保税地域から引き取られる事実が発生すれ ば酒税が課されることになります。

 しかし、移出又は引取りという事実があった としても、ある法律の規定により、酒類製造者

等の意思に関係なく、かつ、公益上の立場等か ら強制的に酒類が収去されたような場合におい ても酒税を課すことになれば、間接税としての 転嫁を期待する立場から妥当ではありません。 したがって、このような公益上の必要性が認め られる行政執行上の収去等が行われることによ って酒類の製造場から移出され、又は保税地域 から引き取られた酒類については酒税を非課税 としています(酒法 6 の 4 )。

(注) 現在、食品衛生法第28条第 1 項(臨検検査 等)及び医薬品、医療機器等の品質、有効性 及び安全性の確保等に関する法律第69条第 4 項(立入検査等)の規定により酒類の製造場

目    次

一 酒税関係の改正 868 1  食品表示法に基づく酒類の収去に係

る酒税の非課税措置 868 2  入国者が輸入するウイスキー等に係

る酒税の税率の特例措置の延長 869 二 たばこ税関係の改正 870

1  旧 3 級品の紙巻たばこに係る特例税 率の廃止 870 2  入国者が輸入する紙巻たばこに係る

たばこ税の税率の特例措置の延長 874 三 揮発油税及び地方揮発油税関係の改正 875

1  沖縄の復帰に伴う特別措置に関する 法律に規定されている揮発油税及び地 方揮発油税の軽減措置の延長 875 四 石油石炭税関係の改正 876

1  輸入沖縄発電用特定石炭等に係る石 油石炭税の免税措置の延長 876

五 自動車重量税関係の改正 876 1  自動車重量税の免税等の特例措置

(いわゆる「エコカー減税」)の延長等 876 2  公共交通移動等円滑化基準に適合し

た乗合自動車等に係る自動車重量税の 免税措置の延長 882 3  衝突被害軽減ブレーキを装備した乗

合自動車等に係る自動車重量税率の特 例措置の延長等 882 4  新車新規登録から13年を経過した検

査自動車に係る自動車重量税率の特例 措置の改正 884 六 行政手続における特定の個人を識別す

るための番号の利用等に関する法律の施 行に伴う間接税等関係の改正 886

(2)

又は保税地域から収去される酒類について、 酒税が非課税とされています。

⑵ 改正の内容

 平成25年 6 月に公布された食品表示法(平成 25年法律第70号)では、同法第 8 条第 1 項(立 入検査等)において、内閣総理大臣は必要があ ると認めるときは、食品関連事業者等(食品の 製造、加工若しくは輸入を業とする者又は食品 の販売を業とする者をいいます。)に対して立 入検査等を行うことができることとされ、試験 の用に供するために必要な限度において、食品 又は原材料を無償で収去することができること とされています。この収去は、酒類を含む食品 に関する表示の適正を確保するという公益上の 必要性があることから、同項の規定に基づき、 酒類の製造場又は保税地域から収去される酒類 について、酒税を非課税とすることとされまし た(酒令10)。

 なお、同項の規定により酒類を収去された酒 類製造者等は、収去された酒類に関する事項を 帳簿に記載しなければならないこととされまし た(酒規14①七、②二)。

⑶ 適用関係

 上記の改正は、食品表示法の施行の日(平成 27年 4 月 1 日)以後に酒類の製造場又は保税地 域から収去される酒類について適用されます (食品表示法権限委任政令附則 1 )。

2  入国者が輸入するウイスキー等に係る

酒税の税率の特例措置の延長

⑴ 改正前の制度の概要

 保税地域から引き取られる酒類のうち、平成

27年 3 月31日までに、本邦に入国する者がその 入国の際に携帯して輸入し、又は別送して輸入 するウイスキー等(免税となる数量を超えて商 業量に達するまでの数量のものに限られます。) に係る酒税の税率は、次のとおりとされていま した(旧措法87の 5 )。

対象酒類 特例税率 一 ビール(関税についての条

約の税率が無税とされるもの

に限られます。)又は発泡酒 200,000円/㎘ 二 ウイスキー又はブランデー

(アルコール分が50%以上の もの( 2 ℓ未満の容器入りに したものは除かれます。)は 除かれます。)

600,000円/㎘

三 ラム、ジン又はウオッカ 400,000円/㎘ 四 リキュール 300,000円/㎘ (注) 本特例の適用を受けるウイスキー等につい

ては、消費税を課さないこととされています (措法86の 3 )。

⑵ 改正の内容

(3)

二 たばこ税関係の改正

1  旧 3 級品の紙巻たばこに係る特例税率

の廃止

⑴ 改正の背景等

 旧 3 級品の紙巻たばこは、昭和60年 4 月の専 売納付金制度の廃止に伴うたばこ消費税(現行 のたばこ税)の創設の際に、専売制の下で価格 面や納付金率の面で特別に配慮されていたこと や、主として高齢者によって長年親しまれてき ているものである等の理由から、当分の間の措 置として、通常の紙巻たばこよりも低い税率と されていました(旧た法附則 2 )。

(注) 旧 3 級品の紙巻たばことは、専売納付金制 度下において 3 級品とされていた、わかば、 エコー、しんせい、ゴールデンバット、ウル マ及びバイオレットの 6 銘柄の紙巻たばこを いいます。

 また、旧 3 級品の紙巻たばこのたばこ税率 (たばこ特別税、道府県たばこ税及び市町村た ばこ税の税率を含みます。以下同じです。)は、

過去のたばこ税率の引上げの際に、旧 3 級品の 紙巻たばこ以外の紙巻たばこ(以下「一般の紙 巻たばこ」といいます。)のたばこ税率に対す る旧 3 級品の紙巻たばこのたばこ税率の割合が 引き続き同率となるように引上げ額が設定され てきたことから、現在では、一般の紙巻たばこ のたばこ税率と旧 3 級品の紙巻たばこのたばこ 税率とには1,000本当たり6,432円の税率差が存 在していました(参考図表①を参照)。  そのような状況の下、平成22年10月のたばこ 税率の引上げ以降、紙巻たばこ全体の消費量が 減少する中で、低価格である旧 3 級品の紙巻た ばこの消費量は急増しているといった旧 3 級品 の紙巻たばこを取り巻く状況に大きな変化が生 じているとともに、旧 3 級品の紙巻たばこの特 例税率は制度的に国産 6 銘柄だけに適用されて いるため、WTO協定等の内外無差別の原則に 違反しているのではないかといった指摘があっ たところです。

 

区分

種類

国 税 地方税

合 計 たばこ税 たばこ特別税 小計 たばこ税道府県 たばこ税市町村 小計

(円/千本) (円/千本) (円/千本)(円/千本) (円/千本)(円/千本)(円/千本) 紙巻たばこ

5,302 820 6,122 860 5,262 6,122 12,244 パイプたばこ

葉巻たばこ 刻みたばこ、 かみ用及びか ぎ用の製造た ばこ

旧 3 級品の紙

巻たばこ 2,517 389 2,906 411 2,495 2,906 5,812 (参考) パイプたばこ及び葉巻たばこは 1 グラムを 1 本に、刻みたばこ、かみ用及びかぎ用の製造たばこは

2 グラムを 1 本に換算して税額を計算することとされています。

現行のたばこ税等の税率 (参考図表①)

(4)

⑵ 改正の内容

① 旧 3 級品の紙巻たばこに係る特例税率の廃止  製造たばこに対しては、個別間接税として、 国が課税権者である国のたばこ税及びたばこ 特別税と、地方公共団体が課税権者である地 方のたばこ税(道府県たばこ税及び市町村た ばこ税)が、それぞれ課されています。

(注) 国のたばこ税及びたばこ特別税は、製造 たばこの製造場からの移出又は保税地域か らの引取りの際に納税義務が成立すること とされており、また、地方のたばこ税は、 製造たばこを卸売販売業者(製造者を含み ます。)が小売販売業者に販売する際に納税 義務が成立することとされています。

 旧 3 級品の紙巻たばこに係る特例税率は、 国税であるたばこ税及びたばこ特別税並びに 地方税である道府県たばこ税及び市町村たば こ税の 4 税目においてそれぞれ設けられてい ますが、平成27年度税制改正においては、上 記の旧 3 級品の紙巻たばこを取り巻く状況の 変化や特例税率に対する指摘を踏まえ、これ ら 4 税目の旧 3 級品の紙巻たばこに係る特例 税率は平成28年 4 月 1 日に廃止することとし、 併せて、特例税率の廃止に伴う一定の経過措 置が講じられました。

 なお、現在、旧 3 級品の紙巻たばこを含む 紙巻たばこに適用されているたばこ税率の国 と地方の割合は 1 対 1 となっていますが、今 回の改正による旧 3 級品の紙巻たばこに係る 特例税率の廃止後における旧 3 級品の紙巻た

ばこに対しては、一般の紙巻たばこと同じ税 率のたばこ税が課されることになるため、国 と地方の税率の割合が 1 対 1 であることに変 更はありません。

② 旧 3 級品の紙巻たばこに係る特例税率の廃 止に伴うたばこ税率の経過措置

 上記のとおり、旧 3 級品の紙巻たばこに係 る特例税率は、平成28年 4 月 1 日に廃止する こととされています。ただし、今回の特例税 率の廃止に伴うたばこ税率の引上げ額が、従 来の引上げ額に比べて大きなものとなること から、税率の急激な変更による旧 3 級品の紙 巻たばこの喫煙者に与える影響等を緩和する 観点から、段階的なたばこ税率の引上げとな るよう所要の経過措置が講じられています。  具体的には、旧 3 級品の紙巻たばこに係る 特例税率の廃止により、平成28年 4 月 1 日以 後に製造たばこの製造場から移出される旧 3 級品の紙巻たばこについては、本来は一般の 紙巻たばこと同じ本則税率の規定が適用され ることになりますが、これを平成31年 4 月 1 日以後に製造たばこの製造場から移出される 旧 3 級品の紙巻たばこについて適用すること とし、平成28年 4 月 1 日から平成31年 3 月31 日までの間に製造たばこの製造場から移出さ れる旧 3 級品の紙巻たばこに係るたばこ税率 は、本則税率の規定にかかわらず、次の表の 期間ごとに同表のたばこ税率によることとす る経過措置が講じられました(改正法附則50、 103、地方税法等改正法附則12、20)。

期  間 国のたばこ税率(1,000本当たり) 地方のたばこ税率(参考) (1,000本当たり) たばこ税 たばこ特別税 合  計

平成28年 4 月 1 日から

平成29年 3 月31日まで 2,950円 456円 3,406円 3,406円 平成29年 4 月 1 日から

平成30年 3 月31日まで 3,383円 523円 3,906円 3,906円 平成30年 4 月 1 日から

(5)

③ 手持品課税

 手持品課税は、製造場移出課税等を採用し ている個別間接税の税率引上げ又は新規課税 に際して国税及び地方税ともに行われている 制度であり、製造たばこについては、平成22 年10月、平成18年 7 月及び平成15年 7 月のた ばこ税の税率引上げ、平成10年12月のたばこ 特別税の創設、昭和61年 5 月のたばこ消費税 (現行のたばこ税)の税率引上げの際に行わ れたほか、専売納付金制度下においては、小 売定価引上げの際に小売販売業者の在庫とな っていた製造たばこに対して旧日本専売公社 による追加徴収という形で行われています。  この手持品課税を行う理由は、たばこ税は、 製造たばこの最終消費者が負担をすることを 予定した間接税であることから、税率引上げ

前に製造場から移出されて流通段階に留まっ ている製造たばこについても、税率引上げ後 に製造場から移出される製造たばこと同一の 税負担を求める必要があることなどによりま す。

 今回の旧 3 級品の紙巻たばこに係る特例税 率の廃止に伴う旧 3 級品の紙巻たばこのたば こ税率の段階的な引上げに際しては、上記の 手持品課税の必要性を踏まえ、たばこ税率の 引上げ時に流通段階にある旧 3 級品の紙巻た ばこに対して手持品課税を実施することとさ れています。

(注) 国のたばこ税及びたばこ特別税のほか、 地方のたばこ税においても手持品課税を行 うこととされています。

 具体的には、旧 3 級品の紙巻たばこに係る

14,000

13,000

12,000

11,000

10,000

9,000

8,000

7,000

6,000

5,000

4,000 0

27. 4 . 1 28. 4 . 1 29. 4 . 1 30. 4 . 1 31. 4 . 1 (円/千本)

12,244円/千本 (244.88円/箱)

税率差 6,432 円/千本 (128.64 円/箱)

5,812 円/千本 (116.24 円/箱)

+2,932 円/千本 ( 1 箱58.64円)

+1,000円/千本( 1 箱20円)

+1,000円/千本( 1 箱20円)

+1,500円/千本( 1 箱30円) 12,244円/千本

9,312 円/千本

7,812 円/千本

6,812 円/千本 一般の紙巻たばこ

旧 3 級品の紙巻たばこ

旧 3 級品の紙巻たばこに係る特例税率の段階的な縮減・廃止 (参考図表②)

(備考)  1 .上記の税率は、国税であるたばこ税及びたばこ特別税、地方税である道府県たばこ税及び市町村 たばこ税の合計額です。

(6)

たばこ税率の引上げの日(以下「税率引上げ 実施日」といいます。)に製造たばこの製造 場又は保税地域以外の場所で、販売のために 所持する旧 3 級品の紙巻たばこの本数( 2 以 上の場所で旧 3 級品の紙巻たばこを所持して いる場合には、その合計本数)が5,000本以 上である製造たばこの製造者又は販売業者 (以下「販売業者等」といいます。)に対して

は、販売業者等が製造たばこの製造者として、

その所持する旧 3 級品の紙巻たばこを税率引 上げ実施日に製造たばこの製造場から移出し たものとみなして、税率引上げ額と同額のた ばこ税等を課税することとされています(改 正法附則52、105、地方税法等改正法附則12、 20)。

 具体的な税率引上げ実施日、申告期限、納 期限及び手持品課税の税率については、次の 表のとおりです。

税率引上げ実施日 申告期限 納期限

手持品課税の税率(1,000本当たり)

たばこ税 たばこ特別税 地方たばこ税(参考)

平成28年 4 月 1 日 同年 5 月 2 日 同年 9 月30日 433円 67円 500円 平成29年 4 月 1 日 同年 5 月 1 日 同年10月 2 日 433円 67円 500円 平成30年 4 月 1 日 同年 5 月 1 日 同年10月 1 日 649円 101円 750円 平成31年 4 月 1 日 同年 4 月30日 同年 9 月30日 1,270円 196円 1,466円

 国が行う手持品課税の申告納付の方法等は、 次のとおり規定されています。

イ 税率引上げ実施日に販売のために所持す る旧 3 級品の紙巻たばこの本数( 2 以上の 場所で旧 3 級品の紙巻たばこを所持してい る場合には、その合計本数)が5,000本以 上であったことにより手持品課税の対象と なった販売業者等は、その所持していた旧 3 級品の紙巻たばこについて、その貯蔵場 所(小売販売業者にあっては、営業所)ご とに、その所持する旧 3 級品の紙巻たばこ の本数及び納付すべき税額等を記載した申 告書を申告期限までに、その貯蔵場所の所 在地の所轄税務署長に申告しなければなり ません(改正法附則52②)。

ロ 手持品課税の対象者は、国のたばこ税の 手持品課税に係る納税申告書を道府県たば こ税又は市町村たばこ税の手持品課税に係 る納税申告書に併せて、道府県知事又は市 町村長に提出することができます。この場 合、道府県知事又は市町村長に提出された 国のたばこ税の手持品課税に係る納税申告 書は、税務署長に提出されたものとみなさ

れます(改正法附則52③)。

(注) 上記ロと同様の規定が道府県たばこ税 及び市町村たばこ税の手持品課税に関す る規定にも設けられています(地方税法 等改正法附則12⑤、20⑤)。これは、手持 品課税の納税義務者に該当することとな る販売業者等の申告事務の簡素化を図る ため、国、道府県及び市町村三者への申 告を実質的に一本化することとし、納税 義務者は、申告期限までに税務署長、道 府県知事又は市町村長のいずれかに三者 分の納税申告書をまとめて提出すれば足 りることとされたものです。これは、こ れまでの税率引上げの際にも実施されて います。

ハ 手持品課税に係る納税申告書を提出した 者は、納期限までに手持品課税に係るたば こ税を国に納付しなければなりません(改 正法附則52④)。

(7)

場に移入した場合を含みます。)又は移出 した製造場以外の製造場に移入し再び移出 した場合には、当初移出した際に納付した 税額と手持品課税により課された税額(手 持品課税の対象となった旧 3 級品の紙巻た ばこであることについて税務署長の確認を 受けたものに限ります。)との合計額を、 その者に係るたばこ税額から控除し、又は その者に還付することとされています(改 正法附則52⑥)。

ホ 手持品課税に係る納税申告義務の承継規 定及び罰則規定が設けられています(改正 法附則52⑦、⑭~⑱)。

ヘ 上記のほか、手持品課税に関する調査に ついて必要がある場合には、手持品課税の 対象となった販売業者等から旧 3 級品の紙 巻たばこを譲り受けたと認められる者等や 販売業者等が所持する旧 3 級品の紙巻たば こを保管したと認められる者等に対し、調 査を行うことができることとされています (改正法附則52⑲)。

④ 未納税移出等の経過措置

 税率引上げ実施日前に、旧 3 級品の紙巻た ばこを未納税移出又は輸出免税により製造場 から移出した場合で、税率引上げ実施日以後 に条件不履行があり、その旧 3 級品の紙巻た ばこに係るたばこ税を徴収することとなった 場合におけるたばこ税の税率は、当該税率引 上げ実施日に適用される税率によることとさ れています(改正法附則51)。

 この経過措置は、税率引上げ等の際に未納 税移出等の制度を利用して、その税額差を不 当利得されないよう配慮したものであり、従 来から個別間接税の税率引上げの際には同様 の措置がとられているところです。

⑤ たばこ特別税に関する規定の改正

 上記のとおり、製造たばこには、国と地方 のたばこ税のほか、たばこ特別税が課されて います。

 今回廃止することとされた旧 3 級品の紙巻

たばこの特例税率は、国税であるたばこ税の ほかにたばこ特別税においても設けられてい ますので、たばこ特別税の根拠法である「一 般会計における債務の承継等に伴い必要な財 源の確保に係る特別措置に関する法律」に定 められた旧 3 級品の紙巻たばこの特例税率 (旧債務承継財確法 8 ②)についても、平成 28年 4 月 1 日に廃止することとし、併せて、 段階的なたばこ特別税率の引上げとなるよう 所要の経過措置が講じられています(改正法 12、改正法附則103)。

 また、旧 3 級品の紙巻たばこに係るたばこ 特別税の税率が引き上げられることに伴い、 改正法附則第104条及び第105条において上記 ③及び④と同様の規定が設けられています。

(注) たばこ特別税は、国のたばこ税の申告納 付にあわせて申告納付することとされてい ますので、手持品課税に係るたばこ特別税 についても、手持品課税に係るたばこ税の 申告納付にあわせて申告納付することとさ れています。

2  入国者が輸入する紙巻たばこに係るた

ばこ税の税率の特例措置の延長

⑴ 改正前の制度の概要

 保税地域から引き取られる製造たばこのうち、 平成27年 3 月31日までに、本邦に入国する者が その入国の際に携帯して輸入し、又は別送して 輸入する紙巻たばこ(免税となる数量を超えて 商業量に達するまでの数量のものに限られま す。)に係るたばこ税の税率は、1,000本につき 11,000円とされていました(旧措法88の 2 )。

(注) 本特例の適用を受ける紙巻たばこに係るた ばこ特別税の税率は、1,000本につき500円とさ れています(旧債務承継財確法 8 ③)。また、 本特例の適用を受ける紙巻たばこについては、 消費税を課さないこととされています(措法 86の 3 )。

(8)

別税を合わせて1,000本につき11,500円となり ます。

⑵ 改正の内容

 本特例は、紙巻たばこに係る関税が無税とさ れたことに伴い、通関時における納税手続の簡

素化等を図る観点から講じられた措置ですが、 紙巻たばこに係る関税を無税とする関税暫定措 置法の適用期限が平成28年 3 月31日まで 1 年延 長されることから、これに併せて、本特例の適 用期限についても平成28年 3 月31日まで 1 年延 長することとされました(措法88の 2 )。

三 揮発油税及び地方揮発油税関係の改正

1  沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法

律に規定されている揮発油税及び地方揮

発油税の軽減措置の延長

⑴ 制度の趣旨

 沖縄が本邦に復帰する前(昭和47年 5 月15日 前)の沖縄における間接税の課税物品の税負担 を本邦と比較すると、沖縄は総体として低い水 準にありました。このような実情を踏まえ、間 接税について、復帰後直ちに本邦税率を適用す ると、沖縄県における一般消費者の生活や産業 経済に及ぼす影響が大きいと考えられたことか ら、その影響の緩和を図る観点から復帰後 5 年 間は、原則として復帰前の負担水準を維持する 措置が講じられました。

 昭和52年度税制改正においては、本軽減措置 について、 5 年間の期限延長を行うとともに、 段階的に負担水準を本土並みに近づけていくた めの措置が講じられましたが、昭和57年度以降 の税制改正においては、沖縄県の社会経済情勢 等を考慮して、負担水準の見直しは行わず、そ れぞれ 5 年間の延長措置が講じられました。  平成24年度税制改正においては、沖縄県の社 会経済情勢等を考慮しつつ、沖縄におけるガソ リン価格の平準化及びガソリン価格の引下げ効 果等の検証を行う観点から、延長期間を 5 年か

ら短縮し、 3 年間の延長措置が講じられました。  これらの経緯を経て、沖縄県に移出する目的 で、その区域内にある揮発油の製造場から移出 され、又は保税地域から引き取られる揮発油に ついては揮発油税及び地方揮発油税が軽減され ています(旧沖特法80①三)。

⑵ 改正前の制度の概要

 昭和55年 5 月15日から平成27年 5 月14日まで の間における揮発油税及び地方揮発油税の税率 は、本土における両税の合計額( 1 ㎘につき 53,800円)に538分の468を乗じて計算した金額 ( 1 ㎘につき46,800円)とすることとされてい

ました(旧沖特令74)。

⑶ 改正の内容

(9)

四 石油石炭税関係の改正

1  輸入沖縄発電用特定石炭等に係る石油

石炭税の免税措置の延長

⑴ 制度の趣旨

 平成15年度税制改正において、石炭が石油石 炭税の課税対象に追加されましたが、輸入石炭 のうち、沖縄の発電用途のものについては、 ① 需要規模が小さく原子力発電が困難である

こと、

② 水力発電も限定的であり、また本土の電力 系統を利用した広域融通ができないこと、 といった沖縄県の特殊な電力事情等に配慮し、 沖縄振興の観点から、石油石炭税の免税措置が 講じられました。

 本措置については、租税特別措置法に規定さ れるとともに、沖縄振興特別措置法において、 同法上の特例措置と位置づけられており、この 免税措置の適用期限は、平成19年度税制改正に おいて、他の沖縄振興特別措置法に基づく租税 特別措置と同様に 5 年間の延長措置が講じられ ました。

 環境問題への適応及びエネルギー供給源の多 様化によるエネルギーセキュリティの向上等を 図る観点から、液化天然ガスを燃料とした火力 発電が開始されることに伴い、平成24年度税制 改正において、沖縄における電気の安定的かつ

適正な供給を図るために、本措置の対象に液化 天然ガスが追加されました。また、本措置によ る電気料金の引下げ効果等の検証を行う観点か ら、延長期間を 5 年から短縮し、 3 年延長する こととされ、平成27年 3 月31日までとされまし た(旧措法90の 4 の 3 、旧沖縄振興特措法65)。

⑵ 改正前の制度の概要

 沖縄発電用特定石炭等(電気事業法による一 般電気事業者又は卸売電気事業者が沖縄県の区 域内にある事業場において発電の用に供する液 化天然ガス又は石炭をいいます。)を保税地域 から引き取ろうとする者が、その保税地域の所 在地の所轄税関長の承認を受けて、その沖縄発 電用特定石炭等を引き取るときは、その引取り に係る石油石炭税を免除することとされていま した(旧措法90の 4 の 3 )。

⑶ 改正の内容

 「輸入沖縄発電用特定石炭等に係る石油石炭 税の免税措置」については、平成27年 3 月31日 までの措置とされていましたが、この適用期限 の到来に伴い、電気料金の引下げ効果の検証の 結果等を踏まえ、 5 年延長することとされ、平 成32年 3 月31日までの措置とされました(措法 90の 4 の 3 )。

五 自動車重量税関係の改正

1  自動車重量税の免税等の特例措置(い

わゆる「エコカー減税」)の延長等

⑴ 制度の趣旨

 平成20年当時、厳しい経済情勢の下で、自動 車の販売台数が減少し、裾野の広い関連産業に 影響を及ぼすことが懸念されたことから、自動 車の買換・購入需要を促進するとともに、環境

(10)

設されました。

 平成22年度税制改正においては、本措置の対 象に、車両総重量が2.5 t を超え3.5t以下のバ ス・トラック等(ディーゼル・ガソリン自動 車)を追加することとされました。

 平成24年度税制改正においては、地球温暖化 対策の推進、自動車産業の技術的優位性の確 保・向上等の観点を踏まえ、燃費基準等の切り 替えを行うとともに、特に環境性能に優れた自 動車に対する軽減措置を拡充した上、その適用 期限を 3 年延長することとされました。  平成26年度税制改正においては、平成26年 4 月 1 日からの消費税率の引上げの前後における 駆け込み需要、反動減の緩和や自動車重量税の 更なるグリーン化を推進する観点から、同日以 後に初めて自動車検査証の交付を受けた免税対 象車について、 2 回目の車検時に係る自動車重 量税を免除(改正前は50%軽減)することとさ れました。

⑵ 改正前の制度の概要

 排出ガス性能及び燃費性能の優れた環境負荷 の小さい検査自動車のうち、平成24年 5 月 1 日 から平成27年 4 月30日までの間に新車に係る新 規検査を受けるものについて、その納付すべき 自動車重量税を免税、75%軽減又は50%軽減と することとされていました(旧措法90の12①~ ③、旧措規40の 2 ①~)。

⑶ 改正の内容

 エコカー減税については、地球温暖化対策の 推進、自動車産業の技術的優位性の確保・向上 等の観点を踏まえ、燃費基準の移行を円滑に進 めるとともに、足下の自動車の消費を喚起する ことにも配慮し、経過的な措置として、平成32 年度燃費基準への単純な置き換えを行うととも に、現行の平成27年度燃費基準によるエコカー 減税対象車の一部を引き続き減税対象とする等 の措置を講じた上で、その適用期限を 2 年延長 することとされました(措法90の12)。

 具体的には、排出ガス性能及び燃費性能の優 れた環境負荷の小さい検査自動車のうち、平成 27年 5 月 1 日から平成29年 4 月30日までの間に 新車に係る新規検査を受ける以下の自動車につ いて、その納付すべき自動車重量税を免税、75 %軽減、50%軽減又は25%軽減することとされ ました(措法90の12①~④、措規40の 4 ①~)。 ① 免税対象車

イ 電気自動車(措法90の12①一)

ロ 天然ガス自動車のうち、平成21年排出ガ ス規制に適合し、かつ、平成21年排出ガス 基準値より10%以上窒素酸化物の排出量が 少ないもの(措法90の12①二、措規40の 4 ①~③)

ハ プラグインハイブリッド自動車(措法90 の12①三、措規40の 4 ④⑤)

ニ ガソリン自動車のうち以下のもの(措法 90の12①四)

イ 乗用車で平成17年排出ガス規制に適合 し、かつ、平成17年排出ガス基準値より 75%以上窒素酸化物等の排出量が少ない 自動車のうち、平成32年度燃費基準値よ り20%以上燃費性能の良いもの(措法90 の12①四イ、措規40の 4 ⑥⑦)

ロ 車両総重量が2.5t以下のバス・トラ ックで平成17年排出ガス規制に適合し、 かつ、平成17年排出ガス基準値より75% 以上窒素酸化物等の排出量が少ない自動 車のうち、平成27年度燃費基準値より25 %以上燃費性能の良いもの(措法90の12 ①四ロ、措規40の 4 ⑨)

ハ 車両総重量が2.5 t を超え3.5 t 以下の バス・トラックで平成17年排出ガス規制 に適合し、かつ、平成17年排出ガス基準 値より75%以上窒素酸化物等の排出量が 少ない自動車のうち、平成27年度燃費基 準値より15%以上燃費性能の良いもの (措法90の12①四ハ、措規40の 4 ⑩) ホ ディーゼル自動車のうち以下のもの(措

(11)

イ クリーンディーゼル乗用車(平成21年 排出ガス規制に適合した乗用車に限りま す。)(措法90の12①五イ、措規40の 4 ⑪) ロ 車両総重量が2.5 t を超え3.5 t 以下の バス・トラックで平成21年排出ガス規制 に適合し、かつ、平成21年排出ガス基準 値より10%以上窒素酸化物等の排出量が 少ない自動車のうち、平成27年度燃費基 準値より15%以上燃費性能の良いもの (措法90の12①五ロ、措規40の 4 ⑫) ハ 車両総重量が3.5 t を超えるバス・ト

ラックで平成21年排出ガス規制に適合し、 かつ、平成21年排出ガス基準値より10% 以上窒素酸化物等の排出量が少ない自動 車のうち、平成27年度燃費基準値より15 %以上燃費性能の良いもの(措法90の12 ①五ハ、措規40の 4 ⑬⑭)

② 75%軽減対象車

イ ガソリン自動車のうち以下のもの(措法 90の12②一)

イ 乗用車で平成17年排出ガス規制に適合 し、かつ、平成17年排出ガス基準値より 75%以上窒素酸化物等の排出量が少ない 自動車のうち、平成32年度燃費基準値よ り10%以上燃費性能の良いもの(措法90 の12②一イ、措規40の 4 ⑮)

ロ 車両総重量が2.5 t 以下のバス・トラ ックで平成17年排出ガス規制に適合し、 かつ、平成17年排出ガス基準値より75% 以上窒素酸化物等の排出量が少ない自動 車のうち、平成27年度燃費基準値より20 %以上燃費性能の良いもの(措法90の12 ②一ロ、措規40の 4 ⑯)

ハ 車両総重量が2.5 t を超え3.5 t 以下の バス・トラックで平成17年排出ガス規制 に適合し、かつ、平成17年排出ガス基準 値より75%以上窒素酸化物等の排出量が 少ない自動車のうち、平成27年度燃費基 準値より10%以上燃費性能の良いもの (措法90の12②一ハ、措規40の 4 ⑰)

ニ 車両総重量が2.5 t を超え3.5 t 以下の バス・トラックで平成17年排出ガス規制 に適合し、かつ、平成17年排出ガス基準 値より50%以上窒素酸化物等の排出量が 少ない自動車のうち、平成27年度燃費基 準値より15%以上燃費性能の良いもの (措法90の12②一ニ、措規40の 4 ⑱) ロ ディーゼル自動車のうち以下のもの(措

法90の12②二)

イ 車両総重量が2.5 t を超え3.5 t 以下の バス・トラックで平成21年排出ガス規制 に適合し、かつ、平成21年排出ガス基準 値より10%以上窒素酸化物等の排出量が 少ない自動車のうち、平成27年度燃費基 準値より10%以上燃費性能の良いもの (措法90の12②二イ、措規40の 4 ⑲) ロ 車両総重量が2.5 t を超え3.5 t 以下の

バス・トラックで平成21年排出ガス規制 に適合する自動車のうち、平成27年度燃 費基準値より15%以上燃費性能の良いも の(措法90の12②二ロ、措規40の 4 ⑳) ハ 車両総重量が3.5 t を超えるバス・ト

ラックで平成21年排出ガス規制に適合し、 かつ、平成21年排出ガス基準値より10% 以上窒素酸化物等の排出量が少ない自動 車のうち、平成27年度燃費基準値より10 %以上燃費性能の良いもの(措法90の12 ②二ハ、措規40の 4 )

ニ 車両総重量が3.5 t を超えるバス・ト ラックで平成21年排出ガス規制に適合す る自動車のうち、平成27年度燃費基準値 より15%以上燃費性能の良いもの(措法 90の12②二ニ、措規40の 4 )

③ 50%軽減対象車

イ ガソリン自動車のうち以下のもの(措法 90の12③一)

(12)

たすもの(措法90の12③一イ、措規40の 4 )

ロ 車両総重量が2.5 t 以下のバス・トラ ックで平成17年排出ガス規制に適合し、 かつ、平成17年排出ガス基準値より75% 以上窒素酸化物等の排出量が少ない自動 車のうち、平成27年度燃費基準値より15 %以上燃費性能の良いもの(措法90の12 ③一ロ、措規40の 4 )

ハ 車両総重量が2.5 t を超え3.5 t 以下の バス・トラックで平成17年排出ガス規制 に適合し、かつ、平成17年排出ガス基準 値より75%以上窒素酸化物等の排出量が 少ない自動車のうち、平成27年度燃費基 準値より 5 %以上燃費性能の良いもの (措法90の12③一ハ、措規40の 4 ) ニ 車両総重量が2.5 t を超え3.5 t 以下の

バス・トラックで平成17年排出ガス規制 に適合し、かつ、平成17年排出ガス基準 値より50%以上窒素酸化物等の排出量が 少ない自動車のうち、平成27年度燃費基 準値より10%以上燃費性能の良いもの (措法90の12③一ニ、措規40の 4 ) ロ ディーゼル自動車のうち以下のもの(措

法90の12③二)

イ 車両総重量が2.5 t を超え3.5 t 以下の バス・トラックで平成21年排出ガス規制 に適合し、かつ、平成21年排出ガス基準 値より10%以上窒素酸化物等の排出量が 少ない自動車のうち、平成27年度燃費基 準値より 5 %以上燃費性能の良いもの (措法90の12③二イ、措規40の 4 ) ロ 車両総重量が2.5 t を超え3.5 t 以下の

バス・トラックで平成21年排出ガス規制 に適合する自動車のうち、平成27年度燃 費基準値より10%以上燃費性能の良いも の(措法90の12③二ロ、措規40の 4 ) ハ 車両総重量が3.5 t を超えるバス・ト

ラックで平成21年排出ガス規制に適合し、 かつ、平成21年排出ガス基準値より10%

以上窒素酸化物等の排出量が少ない自動 車のうち、平成27年度燃費基準値より 5 %以上燃費性能の良いもの(措法90の12 ③二ハ、措規40の 4 )

ニ 車両総重量が3.5 t を超えるバス・ト ラックで平成21年排出ガス規制に適合す る自動車のうち、平成27年度燃費基準値 より10%以上燃費性能の良いもの(措法 90の12③二ニ、措規40の 4 )

④ 25%軽減対象車

イ ガソリン自動車のうち以下のもの(措法 90の12④一)

イ 乗用車及び車両総重量が2.5 t 以下の バス・トラックで平成17年排出ガス規制 に適合し、かつ、平成17年排出ガス基準 値より75%以上窒素酸化物等の排出量が 少ない自動車のうち、平成27年度燃費基 準値より 5 %以上燃費性能の良いもの (措法90の12④一イ、措規40の 4 ) ロ 車両総重量が2.5 t を超え3.5 t 以下の

バス・トラックで平成17年排出ガス規制 に適合し、かつ、平成17年排出ガス基準 値より75%以上窒素酸化物等の排出量が 少ない自動車のうち、平成27年度燃費基 準を満たすもの(措法90の12④一ロ、措 規40の 4 )

ハ 車両総重量が2.5 t を超え3.5 t 以下の バス・トラックで平成17年排出ガス規制 に適合し、かつ、平成17年排出ガス基準 値より50%以上窒素酸化物等の排出量が 少ない自動車のうち、平成27年度燃費基 準値より 5 %以上燃費性能の良いもの (措法90の12④一ハ、措規40の 4 ) ロ ディーゼル自動車のうち以下のもの(措

法90の12④二)

(13)

準を満たすもの(措法90の12④二イ、措 規40の 4 )

ロ 車両総重量が2.5 t を超え3.5 t 以下の バス・トラックで平成21年排出ガス規制 に適合する自動車のうち、平成27年度燃 費基準値より 5 %以上燃費性能の良いも の(措法90の12④二ロ、措規40の 4 ) ハ 車両総重量が3.5 t を超えるバス・ト

ラックで平成21年排出ガス規制に適合し、 かつ、平成21年排出ガス基準値より10% 以上窒素酸化物等の排出量が少ない自動 車のうち、平成27年度燃費基準を満たす も の( 措 法90の12④ 二 ハ、 措 規40の 4 )

ニ 車両総重量が3.5 t を超えるバス・ト ラックで平成21年排出ガス規制に適合す る自動車のうち、平成27年度燃費基準値 より 5 %以上燃費性能の良いもの(措法 90の12④二ニ、措規40の 4 )

 上記①の免税対象車については、新車に係る 新規検査時に交付を受けた自動車検査証の有効 期間が満了する日から起算して15日を経過する

日までに受ける最初の自動車検査証の交付等 ( 2 回目の車検)に係る自動車重量税が免除さ れます。ただし、新車に係る新規検査の際に確 認された環境性能に影響を及ぼすような一定の 改造が行われた場合は除かれます(措法90の12 ⑤、措規40の 4 )。

(注) 上記②から④までにおいて、75%軽減、50 %軽減又は25%軽減の基礎となる自動車重量 税の税率は、自動車重量税法第 7 条に規定す る本則税率となります(措法90の11①)。

 なお、今般の改正によりエコカー減税の対象 外となる自動車については、平成29年 4 月30日 までの間に受ける新車に係る新規検査の際の自 動車重量税の税率について、自動車重量税法第 7 条に規定する本則税率を適用することとする 経過措置が講じられています(改正法附則99②)。

⑷ 適用関係

 上記の改正は、平成27年 5 月 1 日以後に自動 車検査証の交付を受ける自動車について適用さ れます(改正法附則 1 一)。

○乗用車

減免要件 軽減率

燃費性能 排出ガス性能 電気自動車、プラグインハイブリッド車

燃料電池車、クリーンディーゼル車(平成21年排出ガス基準適合)

天然ガス自動車(平成21年排出ガス基準(NOx)10%低減☆) 免税

( 2 回目車検:免税)

ガソリン車 (ハイブリッド車を含む)

平成32年度燃費基準 +20%達成

平成17年排出ガス基準 75%低減(☆☆☆☆) 平成32年度燃費基準

+10%達成 75%軽減 平成32年度燃費基準

達成 50%軽減

平成27年度燃費基準

+ 5 %達成 25%軽減

(14)

○軽量車(車両総重量2.5t以下のバス・トラック)

減免要件

排出ガス性能 燃費性能〔平成27年度燃費基準〕 + 5 %達成 +15%達成 +20%達成 +25%達成 電気自動車、プラグインハイブリ

ッド車、燃料電池車、

天然ガス自動車(平成21年排出ガ ス基準(NOx)10%低減☆)

免税( 2 回目車検:免税)

ガソリン車

(ハイブリッド車を含む) 平成17年排出ガス基準(☆☆☆☆) 25%軽減75%低減 50%軽減 75%軽減

免税 ( 2 回目車

検:免税)

○中量車(車両総重量2.5t超3.5t以下のバス・トラック)

減免要件

排出ガス性能 燃費性能〔平成27年度燃費基準〕 達成 + 5 %達成 +10%達成 +15%達成 電気自動車、プラグインハイブリ

ッド車、燃料電池車、天然ガス自 動 車( 平 成21年 排 出 ガ ス 基 準 (NOx)10%低減☆)

免税( 2 回目車検:免税)

ガソリン車

(ハイブリッド車を含む) 平成17年排出ガス基準

75%低減

(☆☆☆☆) 25%軽減 50%軽減 75%軽減

免税 ( 2 回目車

検:免税) 50%低減

(☆☆☆) 25%軽減 50%軽減 75%軽減

ディーゼル車

(ハイブリッド車を含む) 平成21年排出ガス基準

NOx・PM 10%低減

(☆) 25%軽減 50%軽減 75%軽減

免税 ( 2 回目車

検:免税) 25%軽減 50%軽減 75%軽減

○重量車(車両総重量3.5t超のバス・トラック)

減免要件

排出ガス性能 燃費性能〔平成27年度燃費基準〕 達成 + 5 %達成 +10%達成 +15%達成 電気自動車、プラグインハイブリ

ッド車、燃料電池車、天然ガス自 動 車( 平 成21年 排 出 ガ ス 基 準 (NOx)10%低減☆)

免税( 2 回目車検:免税)

ディーゼル車

(ハイブリッド車を含む) 平成21年排出ガス基準

NOx・PM 10%低減

(☆) 25%軽減 50%軽減 75%軽減

免税 ( 2 回目車

(15)

2  公共交通移動等円滑化基準に適合した

乗合自動車等に係る自動車重量税の免税

措置の延長

⑴ 改正前の制度の概要等

 乗合自動車等のバリアフリー化については、 高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関 する法律第 3 条第 1 項に基づき定められた「移 動等円滑化の促進に関する基本方針」に基づき、 計画的に進められているところですが、高齢者 等の増加に加え、ベビーカーや子ども連れでも 利用しやすい公共交通機関の実現等の要請の高 まりもあり、より高い新たな目標(平成32年度 末目標)を定める同基本方針の改正(平成23年 3 月31日国家公安委員会・総務省・国土交通省 告示第 1 号)が行われたところです。

(参考) 「移動等円滑化の促進に関する基本方 針」における目標

バス 車両

総車両数約60,000台から(中略)適用除外 認定車両約10,000台を除いた約50,000台の うち、約70%に当たる約35,000台につい て、平成32年度までに、ノンステップバ スとする。適用除外認定車両については、 平成32年度までに、その約25%に当たる 約2,500台をリフト付きバス又はスロープ 付きバスとする等、(中略)可能な限りの 移動等円滑化を実施する。

タク シー 車両

平成32年度までに、約28,000台の福祉タク シー(ユニバーサルデザインタクシー(中 略)を含む。)を導入する。

 また、バリアフリー化は社会に望まれている ものの、事業者にとってバリアフリー車両の導 入に応じて収入が増加するものではないことか ら、バリアフリー化をさらに進めていくために は、公的な支援を通じた適切な導入インセンテ ィブを確保する必要があると考えられます。  さらに、乗合自動車等は、一般の乗用車等と 比べて、一度に輸送できる人員が多いことなど

から、交通渋滞、交通事故、CO2等の温室効果

ガスの発生という外部不経済がその車両重量に 比して軽減されているといった考え方もありま す。

 こうした点を踏まえ、平成24年度税制改正に おいて、バリアフリー車両の新車に係る新規検 査を受ける際の自動車重量税を免除する特例措 置が創設されました。

 具体的には、平成24年 5 月 1 日から平成27年 4 月30日までの間に新車に係る新規検査を受け る以下の自動車について、その納付すべき自動 車重量税を免除することとされました。 イ ノンステップバス(自動車検査証にその自

動車がノンステップバスであることが記載さ れている自動車に限ります。)(旧措法90の13 一、旧措規40の 3 ①一・②一)

ロ リフト付きバス(自動車検査証にその自動 車がリフト付きバスであることが記載されて いる自動車に限ります。)(旧措法90の13一、 旧措規40の 3 ①二・②二)

ハ ユニバーサルデザインタクシー(自動車検 査証にその自動車がユニバーサルデザインタ クシーであることが記載されている自動車に 限ります。)(旧措法90の13二、旧措規40の 3 ③④)

⑵ 改正の内容

 「公共交通移動等円滑化基準に適合した乗合 自動車等に係る自動車重量税の免税措置」につ いては、その適用期限を 3 年延長し、平成30年 4 月30日までの措置とすることとされました (措法90の13)。

3  衝突被害軽減ブレーキを装備した乗合

自動車等に係る自動車重量税率の特例措

置の延長等

⑴ 制度の趣旨

(16)

大型貨物自動車に対して衝突被害軽減ブレーキ の装備を義務付けることとされています。  こうした状況も踏まえ、衝突被害軽減ブレー キを装備した大型貨物自動車の早期普及を図る 観点から、平成24年度税制改正において、当該 大型貨物自動車の新車に係る新規車検を受ける 際の自動車重量税を50%軽減する特例措置が創 設されました。

 また、平成24年 4 月に発生した関越自動車道 における高速バス事故を契機に、バスの安全対 策を強化する観点から、バスに対する衝突被害 軽減ブレーキの装備義務付けを含めた車両安全 対策の検討が進められました。その結果、車両 総重量が 5 t を超えるバス等(人の運送の用に 供する自動車で乗車定員が10人以上のもの(立 席を有するものを除きます。)をいいます。以 下同じです。)に対する衝突被害軽減ブレーキ の技術基準の策定等が行われたことから、その 早期普及を図る観点から、平成25年度税制改正 において、本特例措置の対象に車両総重量が 5 tを超えるバス等であって衝突被害軽減ブレー キを装備したものを加えることとされました (旧措法90の14、旧措規40の 4 )。

⑵ 改正前の制度の概要

 平成24年 5 月 1 日(下記イの自動車について は、平成25年 4 月 1 日)から平成27年 4 月30日 (下記イの自動車のうち車両総重量が12 t を超 えるもの、下記ロの自動車のうち車両総重量が 22 t を超えるもの及び下記ハの自動車について は、平成26年10月31日)までの間に新車に係る 新規検査を受ける以下の自動車について、その 納付すべき自動車重量税を50%軽減することと されていました(旧措法90の14、旧措規40の 4 )。 イ 車両総重量が 5 t を超えるバス等であって、

衝突被害軽減ブレーキを装備したもの ロ 車両総重量が 8 t を超える貨物自動車(一

定の牽引自動車及び被牽引自動車を除きま す。)であって、衝突被害軽減ブレーキを装 備したもの

ハ 車両総重量が13 t を超える貨物自動車(一 定の牽引自動車に限ります。)であって、衝 突被害軽減ブレーキを装備したもの

⑶ 改正の内容

 「衝突被害軽減ブレーキを装備した乗合自動 車等に係る自動車重量税率の特例措置」につい ては、衝突被害軽減ブレーキ等の早期普及によ り交通事故の防止及び被害軽減を加速化させる 観点から、本措置の適用対象車の範囲を拡充す るとともに、対象装置に車両安定性制御装置を 追加した上で、その適用期限を 3 年延長するこ ととされました(措法90の14)。

 具体的には、平成27年 5 月 1 日(下記②イの 自動車については、平成28年11月 1 日)から平 成30年 4 月30日(下記①ハ及び②ホの自動車に ついては、平成28年10月31日)までの間に新車 に係る新規検査を受ける以下の自動車について、 その納付すべき自動車重量税を75%軽減又は50 %軽減することとされました(措法90の14、措 規40の 6 )。

① 75%軽減対象車

イ 車両総重量が 5 t を超え12 t 以下のバス 等であって、車両安定性制御装置及び衝突 被害軽減ブレーキを装備したもの(措法90 の14①一)

ロ 車両総重量が3.5 t を超え20 t 以下の貨物 自動車(一定の牽引自動車及び被牽引自動 車を除きます。以下同じです。)であって、 車両安定性制御装置及び衝突被害軽減ブレ ーキを装備したもの(措法90の14①二・ 三)

ハ 車両総重量が20 t を超え22 t 以下の貨物 自動車であって、車両安定性制御装置及び 衝突被害軽減ブレーキを装備したもの(措 法90の14①四)

② 50%軽減対象車

(17)

法90の14②)

ロ 車両総重量が 5 t 以下のバス等であって、 衝突被害軽減ブレーキを装備したもの(措 法90の14③一)

ハ 車両総重量が 5 t を超え12 t 以下のバス 等であって、車両安定性制御装置又は衝突 被害軽減ブレーキを装備したもの(措法90 の14③二)

ニ 車両総重量が3.5 t を超え20 t 以下の貨物 自動車であって、車両安定性制御装置又は 衝突被害軽減ブレーキを装備したもの(措 法90の14③三・四)

ホ 車両総重量が20 t を超え22 t 以下の貨物 自動車であって、車両安定性制御装置又は 衝突被害軽減ブレーキを装備したもの(措 法90の14③五)

⑷ 適用関係

 上記の改正は、平成27年 5 月 1 日以後に自動 車検査証の交付を受ける自動車について適用さ れます(改正法附則 1 一)。

4  新車新規登録から13年を経過した検査

自動車に係る自動車重量税率の特例措置

の改正

⑴ 改正前の制度の概要

 道路運送車両法施行規則では、車検について、 残存する自動車検査証の有効期間を失うことな く継続検査を受けられる期間の起算日を自動車 検査証の有効期間が満了する日の「 1 月前」と 定めていました。

 この車検制度を踏まえ、新車新規登録から13 年を経過した検査自動車に係る自動車重量税率 の特例措置は、新車新規登録を受けた日の属す る月から起算して13年(又は18年)を経過する 月(経過した月の前月)の初日以後に自動車検 査証の交付等を受ける検査自動車に適用するこ ととされていました(旧措法90の11の 2 、90の

11の 3 )。

⑵ 改正の背景及び内容

① 改正の背景

 離島の中には、島内に運輸支局や自動車検 査登録事務所等が存在しない島もあり、その ような離島においては、継続検査を受けよう とする自動車の使用者は、自動車をフェリー で島外に航送する必要があり、本土等におけ る自動車の使用者に比べて、継続検査を受け るに当たってより長い時間を要することにな ります。

(注) 「離島」とは、橋又はトンネルによる本土 (本州、北海道、四国、九州及び沖縄島をい います。)との間の交通又は移動が不可能な 島をいいます。

 このため、本土等における自動車の使用者 と離島における自動車の使用者の間のバラン スを期すために、離島における自動車(以下 「特定自動車」といいます。)の使用者にあっ ては、残存する自動車検査証の有効期間を失 うことなく継続検査を受けられる期間の起算 日を、自動車検査証の有効期間が満了する日 の「 1 月前」から「 2 月前」とする道路運送 車両法施行規則等の改正(平成26年国土交通 省令第89号)が行われました。

② 改正の内容

 特定自動車に係る車検制度の見直しに伴い、 当該特定自動車に対する本特例措置の適用に ついては、新車新規登録を受けた日の属する 月から起算して13年(又は18年)を経過する 月の「前月」の初日以後に自動車検査証の返 付を受けるものに適用することとされました (措令51の 3 、措規40の 3 )。

⑶ 適用関係

(18)

○自動車重量税の税率の概要  (単位:円)

車  種 車検期間 本則税率 (注)

当分の間税率

13年未満 13年超 18年超

自家用 営業用

自家用

営業用 自家用 営業用

平成26年 4 月 1 日

~ 平成28年

3 月31日

平成28年 4 月 1 日 以後

 

 

 

 

乗 用 自 動 車

3 年 車両重量0.5 t

ごと 7,500 12,300 ― ― ― ― ― ― 2 年 〃 5,000 8,200 ― 10,800 11,400 ― 12,600 ― 1 年 〃 2,500 4,100 2,600 5,400 5,700 2,700 6,300 2,800

バ ス 1 年 車両総重量 1

tごと 2,500 4,100 2,600 5,400 5,700 2,700 6,300 2,800

トラ ック

車両総重量 2.5 t 超

2 年 〃 5,000 8,200 5,200 ― ― ― ― ― 1 年 〃 2,500 4,100 2,600 5,400 5,700 2,700 6,300 2,800

車両総重量 2.5 t 以下

2 年 〃 5,000 6,600 5,200 ― ― ― ― ― 1 年 〃 2,500 3,300 2,600 3,900 4,100 2,700 4,400 2,800

特 種 車 2 年 〃 5,000 8,200 5,200 10,800 11,400 5,400 12,600 5,600 1 年 〃 2,500 4,100 2,600 5,400 5,700 2,700 6,300 2,800

小 型 二 輪

3 年 定額 4,500 5,700 4,500 ― ― ― ― ― 2 年 〃 3,000 3,800 3,000 4,400 4,600 3,200 5,000 3,400 1 年 〃 1,500 1,900 1,500 2,200 2,300 1,600 2,500 1,700

検査対象軽自動車

3 年 〃 7,500 9,900 ― ― ― ― ― ― 2 年 〃 5,000 6,600 5,200 7,800 8,200 5,400 8,800 5,600 1 年 〃 2,500 3,300 2,600 3,900 4,100 2,700 4,400 2,800 届出

軽自 動車

検査対象外 軽自動車

二輪車 - 〃 4,000 4,900 4,100 ― ― ― ― ―

その他 - 〃 7,500 9,900 7,800 ― ― ― ― ―

(19)

六 行政手続における特定の個人を識別するための番号の

利用等に関する法律の施行に伴う間接税等関係の改正

1  番号法の施行に伴う間接税等関係の改

⑴ マイナンバー制度の概要等

 マイナンバー制度の概要等については、後掲 の「行政手続における特定の個人を識別するた めの番号の利用等に関する法律の施行に伴う国 税通則法等の改正(平成28年 1 月マイナンバー 利用開始)」の解説をご参照ください。

⑵ 改正の内容

 番号法及び番号整備法等の施行に伴い、税務 署長(国税局長及び国税庁長官を含みます。) に提出する間接税等関係の各税目(酒税、たば こ税、揮発油税、石油ガス税、石油石炭税、航 空機燃料税、電源開発促進税、自動車重量税、 印紙税)に係る各種書類には、氏名や住所等の ほか、個人番号(法人については法人番号)を 記載しなければならないこととされました(番 号整備令 1 、 5 、 7 、 9 、11、19、21、23、25、 27、29、31、改正沖特令、平成26年 7 月改正措 規等 1 、平成26年 7 月改正石ガ規、平成26年 7 月改正額面株券非課税省令)。

 なお、番号を有しない者が税務署長に提出す る場合や各種書類の提出者が税務署長以外の行 政機関の長に提出する場合には、従来どおり、 番号の記載は必要ありません。

⑶ 適用関係

 上記の改正は、番号法における番号の利用開 始日である平成28年 1 月 1 日以後に提出する申 請書、届出書その他の書類について適用されま す(番号整備令附則、改正沖特令附則 1 、平成 26年 7 月改正措規等附則 1 、平成26年 7 月改正 石ガ規附則①、平成26年 7 月改正額面株券非課 税省令附則①)。

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